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「戸建賃貸1戸」と「長屋賃貸2戸」を比較!儲かるのはどっち?

2017.01.23

こんにちは。FPコミュニケーションズの岡です。

板橋区で来月、当社が企画コンサルティングした物件が着工します。

今回、企画する際に悩んだのが、「戸建賃貸1戸」にするか「長屋賃貸2戸」にするかです。

この計画地は最寄駅からも至近で、立地的には賃貸事業をするのに申し分ありませんが、土地の面積が狭小のため、当初は戸建賃貸1戸での計画がベストかと思いました。

しかし、現地を調査してみたところ、通常行う建築のボリュームだけでなく、詳細な比較が必要と感じました。

そのため、両方の具体的なプランを作成してから、建築会社にも建築費を見積もってもらい、事業収支を比較しました。

コンサルティングの仕事は、結論ありきではなく、立地やクライアント様の状況も考えながら、長期的な視野にたって判断できる材料を用意することです。

提案する際には、それぞれのメリットとデメリットもお伝えし、比較資料も作成しました。

「戸建1戸」で計画する場合のメリットデメリットは次のとおりです。
「戸建1戸」で計画する『メリット』

  • 出口が取りやすく(売却しやすく)実需に売れる。「長屋賃貸2戸」だと売却時に対象となるのが不動産投資家のみとなり、高く売れない。

  • 賃料が高いので、入居者が高属性の可能性が高い。

  • 音や振動等のクレームが発生しにくい。
「戸建1戸」で計画する『デメリット』

  • 「長屋賃貸2戸」に比べ、利回りや税引き前の収入が低くなる。

  • 入居率が0%か100%になるので、空室期間の返済が厳しくなる。

  • 上記の理由から、融資も満額にならない場合がある。(自己資金割合が高くなる)

  • 賃料が高いと個人の客層は難しく、法人の客層のみとなる。

戸建で1棟1戸の場合、建築費が割高になるので、設定賃料18万円以上を見込める地域でないと、事業収支が厳しくなってしまい、お勧めしないケースが多いです。

また、もう一つの賃料の指標は、新築分譲住宅の売買価格から求めたローン返済額です。

ローン返済額以上の賃料に設定してしまうと、「購入した方が良い」と思われてしまう可能性があるので、月のローン返済額がその地域の賃料の上限となるのです。

例として、新築戸建分譲の売買事例が5000万円とすると、月のローン支払額は約16万円(金利1%の元利均等返済で、融資期間30年)となるので、16万円が賃料上限額となります。

ざっと挙げると上記の内容になりますが、正式にコンサルティングを依頼された場合は、プラン(間取りも含めて)と事業収支を比較して選択して頂くケースが多いです。

今回の稼ぐ戸建賃貸レポートが、あなたのお役に立てば幸いです。

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それでは、次回の稼ぐ戸建賃貸レポートをお楽しみに!

◆岡 宏◆