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部屋探しするエンドユーザーになりきろう!

2017.08.31

この2週間ほど、部屋探しをしています。

何度かこのコラム内で、現在は賃貸併用住宅に住んでいるとお話ししました。

2戸一棟で新築したテラスハウスの一方に住み、もう一方を賃貸するというライフスタイルです。

家賃でローン返済のほとんどをカバーできるため、経済的負担が非常に軽くなるので、「自分もついに安住できるところを見つけたな・・・。」と思っていました。

ところが、近所に住む例のクレーマーさんに、また奥さんがいろいろ言われたらしく、「もう限界。実家に帰らせてもらいます。」とのこと。

うちの奥さん、本当に打たれ弱いんですよね。

何度も同じことが繰り返し起こるので、観念し、それならば賃貸に引っ越そうと部屋探しをはじめたわけです。

今住んでいる物件は、もともと賃貸用に建てたものだったので、本来の目的の用途に戻す、みたいな感じですが。

また、自己資金の回収にもつながりますので、いっそのこと売却という選択肢も考えています。

それで、子供の学区を変えずに済む範囲で何物件か内見してみました。

今回感じたことは、エンドユーザーとして物件をみてみると、物件の粗探しをしてしまう・・・ということです。

もちろん、物件ごとに一長一短はあるのですが、大家として、自分の物件をアピールする場合、デメリットすらメリットに切り替えられないか?って考えますよね。

例えば、狭くて不人気な3点ユニットバスの物件でも、POPでは、

  • 狭いけど、シャワーならこれで十分!
  • そもそも毎日お湯をためないなら、こちらの方が経済的!

と書いてアピールすることも多いと思います。

でも、実際に内見してみると、せっかくPOPなどで好感度UPしても、他のポイントで減点になってしまい、最終的には悪いイメージしか残らないものが多かったです。

今回の部屋探しで特に気になったのは、

  • 駐車スペースが雑草ぼうぼう
    →巡回管理されていないし、きっと数か月は内見してもらってないんだろうな、という印象。
  • 照明がない
    →昼間でも、日当たりによっては暗くなり、イメージガタ落ち。
  • 空室独特の臭い
    →換気されておらず、もちろん芳香剤もない。ただ、密室状態で一般の芳香剤だったら、それはそれでキツイかも・・・。
  • 浴室の埃
    →クリーニングが完了してから、月日が経ってしまっている・・・。

などなど。

どれも、大家さんのちょっとした気配りで解決できるものばかりでした。

痛いな~と思ってしまうのは、せっかくPOPなどがあっても、上記のようなマイナス点があると、すべてが台無しになってしまうことです。

空室対策は、何か一つ行えば有効というワケではなく、むしろ、考えられること全てを一気に実施しないと効果がでません。

特に今回、自分が引っ越しするという観点で空室を見学したので、来月に発生する空室では、このようなエンドユーザー視点を忘れないようにしたいと思いました。

でも、なかなか自分自身だけだと、物件を客観的に見ることは難しいかもしれません。

ですので、空室に内見が入ったら業者さんに、「何かお部屋で問題はありませんでしたか?」「物件の改善点、もっとこれがあれば申込みになったのに・・・、というものはありますか?」といったことをヒアリングする必要があります。

平たく言えば、「私の空室に、ダメ出しをしてください!」ということになりますが、そんなダメ出しからヒントを吸い上げないといけません。

また、その前提として、各業者さんと、「本音を言ってもらえるような関係」を作っておく必要があります。

そう考えていくと、いろいろな空室対策が全て連動していくようになります。

空室が決まりにくいと言われる8月が間もなく終わります。

空室を抱えているのでしたら、9月に向けて再チェックしてみましょう。

私も9月に出る空室を最短で埋められるよう、頑張りますっ!

まとめ:
空室対策は、常にエンドユーザー目線で実施しないと、効果なし!

今回は、エンドユーザーの目線で空室対策をすることについてお話ししました。

何かの参考にしていただければ幸いです。