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23か月分!根性の滞納回収

2017.10.05

やりました~。

ついに、全額滞納回収しましたー。

ここで初めて告白するのですが、実はある物件で、23か月分滞納されていました。。。

「そんなに滞納される前に、とっとと立退きやれよ!」とお叱りを受けそうですが、なかなかそういうわけにもいかなかったのです。

精神的に問題がでてきている入居者さんで、身寄りもなし。おまけにペットを飼っていて、物件はもともとそれなりに痛んでいる状況。

滞納回収できずに出られてしまうと、それはそれで困る・・・と考えているうちに、ズルズルと23か月分も滞納になってしまいました。

いや~、やっぱり目先の数か月分の家賃に目がくらんでしまうとダメですね。

家賃回収も、ダメと分かったら、スパッと立退きに切り替えないといけないと反省です。

でも、自分なりにかなりしつこくねばり強く督促を続けました。

この入居者さん、仕事も辞めてしまっていたので、アルバイト情報などを定期的に紹介したりして、仕事探しまで手伝ったりしてたんですよね、私。

生活保護や住宅手当の申請などもアドバイスするのですが、「それだけは頼りたくない。いったん生活保護を受けてしまったら終わりだから、何とか仕事を見つけるので待ってほしい・・・。」と言われ、辛抱強く待ったのです。

まあ、もちろん、何度も何度も家賃の上乗せ分割払いの約束を反故にされたり、お部屋に訪問すると昼間っから寝てたりして、何度も何度もお説教をしましたが。。。

後半は、本当に毎週毎週会いにいきました。

そして、会うたびに、いつもの分割払いだけではなく、「財布を出してください。こうやって会いにくるのにも、あなたのために時間を使っています。1,000円でも2,000円でもいいです。今お金をください。」と言って、コツコツ回収しました。

例えわずか1,000円でも、まったく家賃を回収しないのと比べれば、天と地ほどの違いがあります。

また、そうすることによって、入居者さんにも「コイツはマジな奴だな・・・。」と家賃支払いに本気になってもらえたように思います。

やっぱりあきらめないことが大事ですね。

でも、未納額を膨らませてしまったこと自体は、本当に最悪です。

ズルズル型の貧乏根性ではなく、ダメなときはダメとスパッと割り切って次に行くくらいの気持ちが必要だと思いました。

とはいえ、結果オーライということで、この入居者さんがしっかり立ち直ってくれたことを信じて、これからも見守っていきたいと思います!

まとめ:
滞納回収と立退き。希望的観測だけではなく、どこかでデッドラインを設けて対応しよう!

今回は、滞納回収と立退きについてお伝えしました。

何かの参考にしていただければ幸いです。