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ライフスタイルの多様化を理解して満室経営を目指す!

2016.04.28

全国的に人口が減少に転じる中、私が住んでいるエリアは毎年人口が微増しています。

幼稚園や小学校の近くに住んでいるためか、本当にたくさんの子供に出会います。お子さん2人は当たり前、3人目がもうすぐ生まれる、というご家庭も少なくありません。

にも関わらず、先日賃貸を探してみて痛感したのですが、「ここに住んでみたい!」と思えるような、適度な広さで清潔感のある物件がほとんどありません。

おそらくですが、この地域は家賃相場が低いため、仕様の高い賃貸物件が供給されていないものと思われます。

ですので、このような市場では、

  • 新しい(設備が最新)。
  • 無垢材を使っている。
  • フローリングやクロスにおもしろい色使いがされている。
  • ペットが飼育できる。

というような、何か他と違う要素があるだけで、不動産会社に物件を覚えてもらえる可能性があります。

題して、『「何かで地域一番」戦略』です。

もちろん、それで家賃が20%も30%も高くとれるわけではありません。そうではなく、「何年も空室」という物件がザラにある中で、「相場より少し高いぐらいの賃料で、常に満室」という状態を目指します。

私の場合、新しい物件でもペット可としているため、このエリアでは、今のところ他の物件とあまり比べられることなく物件運営ができています。

ただ、ここ最近は特に、「子供ではなく、ペットを選びました!」という入居者さんとよく出会います。

確かに、考え方が多様化しているので、子供を作らず、ペットとの生活を選択するのもありですよね。イオンモールなどは、そんなニーズを捉えて、ペットとの生活のための「ペットモール」を作っています。

となれば、私たちも、「子供がいる家庭」を想定しているだけでは片手落ちで、「ペットを家族の一員とみなした家庭」の存在も、賃貸マーケットの大切なお客様と考えて、ターゲットの一つに入れられる心構えが大切になります。

「ペット可は、物件が古くなってからでいい・・・。」と考えるのも一つの選択肢ですが、ペットを飼育される家庭がどのようなライフスタイルをとっているのかについて、
少し興味を持っておくぐらいはできるのではないでしょうか。

まとめ:
ライフスタイルの多様性を否定することなく、「理解」してみよう!

今回は、前回に続きペットを飼育される家庭について考えてみました。

何かの参考にしていただけましたら幸いです。