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固定金利期間満了と借り換え!

2018.04.26

法人を立ち上げ、土地から新築をはじめてもうすぐ5年になります。

この事業資金を融資してくれたのが今のメインバンクなのですが、この時の金利は5年間の固定金利でした。

そう、もうすぐこの固定金利期間が満了し、交渉できるようになるのです。

固定金利のメリットはその期間中に金利変動の影響を受けないことなのですが、それは建前で、金融機関から見た、顧客に固定金利をすすめる理由は、他行に借り換えさせないためだったりします。

特に、私の場合のように、

  • ・はじめての取り引き

  • ・新設法人

  • ・土地購入からの新築

  • などのように、銀行にとっての悪い条件が重なると、当該融資を防衛するために割りに高い金利で、固定期間を設けた金利提案をすることが往々にしてあるようです。

    もっとも、5年前はノンバンクや金利の高い銀行からしか借りられていない時だったので、このメインバンクから提案された金利は、当時は安く感じました。

    今はもっと安く借りられるという自信がありますので、それだけ成長できたのかもしれません。

    今回、固定期間の満了に伴い交渉をしますが、本当は借り換えなどせずに、単に金利を下げてもらえるのがベストです。

    借り換えになると、また抵当権設定などで余計な費用がかかってしまいます。

    また、借り換えしてしまうと、せっかく積み重ねてきた信頼関係もやっぱり崩れてしまいます。

    ですので、金利を下げてもらえるのがお互いにとってベストな結論になるはずなのですが、こればかりは話をもちかけてみないとどうなるかわかりません。

    でも、この交渉がうまくいけば、財務体質がまた一段階よくなりますので、何とかしたいところです。

    迷うのは、変動金利にするのか、または固定金利にするのか、はたまた固定金利にするなら、その期間はどうするのか・・・という点です。

    実は、はじめて固定金利を提示されたとき、嬉しくて飛びついてしまったのをよく覚えています。

    なぜなら、それまでのノンバンクなどの融資では、そもそも変動金利しか選択肢がなく、固定金利に強いあこがれがあったためです。

    でも、よくよく後で考えてみると、金融機関からの借り換えさせないための戦略だったことに気づきました。

    昨年、別の借り入れで変動金利のものを借り換えしたことがあります。

    これが固定金利のものだったら、確かにそう簡単には借り換えできませんものね。

    ですので、同じ固定金利にするとしても、5年よりは短く設定したいなと今のところは思っています。

    物件を買うときの新規融資だけでなく、既に保有している物件の既存融資についても常に目を光らせておきましょう。

    そうすることで、新しく物件を購入するときにも、結果的に活きてきます!

    まとめ:
    新規融資だけでなく、既存借り入れの状態も常に意識しよう!

    今回は、財務体質と既存融資についてお伝えしました。

    何かの参考にしていただければ幸いです。