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<Airbnb>リスクを知って空室対策!

2015.11.26

民泊投資、流行ってますね。

その影響で、あからさまな転貸目的での物件照会が急増しています。

「不特定の外国人に転貸したいのですが、この物件はそれが可能でしょうか?」というような問合わせです。

この投資法、「物件を購入して、民泊サイトに登録し、ホストになる」ではなく、「物件を賃借して、民泊サイトに登録し、ホストになる」なのですね。

賃貸業ではなく、サブリース業という感じでしょうか。

関連の投資セミナーでは、「転貸可能物件の斡旋」「案内や清掃の代行業者の斡旋」が行われています。

加熱しすぎて、新聞沙汰になっている事件のようにならなければいいのですが。

当社で管理している都内の物件の一つでも「外国人旅行者が頻繁に出入りしている」という通報が寄せられたことがあります。

もしかすると、入居者が勝手にAirbnbのような民泊サイトに登録していたのかもしれません。

結局、その入居者さん、「無断で転貸した」とは最後まで言いませんでしたが、十中八九、間違いないでしょう。

いくら、「外国人の友達が多く、何日か宿泊させてしまった・・・。」と説明されても、説得力に欠けます。

民泊サイトへの物件登録数はそれこそうなぎ上りのようですが、大家さんは、これから自分の物件が民泊サイトに無断登録されてしまう可能性があることを考えておかねばなりません。

空室が続くからと、安易に転貸を認めてしまうと、騒音問題など他の居室からの大量クレームになりかねません。

とはいえ、上記のようなリスクがあることを承知の上で空室対策に利用するのは一つの選択肢です。

日頃のコミュニケーションで、既存入居者さんに、

  • 宿泊施設探しで困っている旅行者を助けてあげたい!
  • 異文化コミュニケーションをとりたい方のために、空室で旅行者を受け入れることにした!

というように伝えるのはアリなのではないかと思います。

実際、私が運営している物件のいくつかでは、「もっと外国人を入居させてほしい!」みたいな声を時々聞きます。

もしくは、「外国人とコミュニケーションのとれる環境の物件を探している。」という方から部屋探しの相談を受けることもあります。

規制やモラルの面で難しい部分もいろいろでてきますが、日本でもうまい具合に民泊の仕組みが定着すればいいなと思っています!

まとめ:
外国人旅行者の受け入れ、導入はそのメリット・デメリットを理解してから!

今回は流行りの民泊投資について感じたことをお話ししました。

何かの参考にしていただけましたら幸いです。